黒柳徹子、ゲストにゴルバチョフ元大統領を迎えた思い出とその魅力を語る
女優で司会者の黒柳徹子(91)が、10月10日に放送されたテレビ朝日系「有働タイムズ」に出演し、自身が司会を務める長寿番組「徹子の部屋」についての思い出を語りました。番組の開始から今に至るまで、多くの著名人を迎えてきた黒柳。中でも、黒柳が特に感激したゲストがいたことを明かしました。その人物とは、元ソ連大統領であり、冷戦終結に大きな役割を果たしたミハイル・ゴルバチョフ氏でした。
ゴルバチョフ元大統領が「タイプ」と言う黒柳
黒柳が「徹子の部屋」に登場した数々のゲストの中で感銘を受けたのは、世界的な歴史的偉人であるゴルバチョフ氏。黒柳は「本当に会いたかった人」と語り、その思いを胸にゴルバチョフ氏と対面したことに非常に喜んでいたそうです。
ゴルバチョフ氏の魅力について、黒柳は「ロシアをあんなふうに変えたのはあの方ですもんね。言ってみれば、タイプ」と語りながらも、その具体的な理由を打ち明けました。「ちょっと…毛がないところが好き」と、ユーモアを交えてゴルバチョフ氏の頭部にある特徴を挙げる一幕もあり、共演者の有働由美子アナウンサーは驚きの表情を見せました。黒柳にとって、ゴルバチョフ氏は政治家としてだけでなく、その穏やかな人柄やユニークさにも深い魅力を感じていたことがうかがえます。
「徹子の部屋」の手元の秘密
また、番組内で黒柳は、彼女が「徹子の部屋」収録時に使用する資料の内容についても説明しました。黒柳が手元に置く資料は、単なる台本ではなく、ゲストに関する情報や進行プログラムが手書きでびっしり書かれたものであり、その細かさには驚かされます。黒柳自身、「人の話す速度で書いているので、すごく汚い」と笑いながら、腱鞘炎になるほどの手の使い方をしていることを明かしました。これには、有働アナウンサーも「一流のインタビュアーはこうやって準備しているんですね」と驚きを隠せませんでした。
ゴルバチョフ氏との会話の思い出
ゴルバチョフ氏との対面時には、彼がロシア語で気に入っている詩を朗読してくれたことが特に印象に残ったと黒柳は語っています。その詩をすぐに口にできるゴルバチョフ氏の文化に対する深い理解と才能に感心し、「詞章をなりをすぐ言えるという文化が、何ともうらやましいと思いました」と感慨深く話していました。
歴史的な偉業を成し遂げた人物との交流
ゴルバチョフ氏は、冷戦を終結させ、世界の政治に大きな影響を与えた歴史的な人物です。その功績により、ノーベル平和賞も受賞しています。黒柳が語った通り、彼のような人物との対話は、単なる政治的な影響にとどまらず、彼の人間性にも深い感動を覚えたようです。
「徹子の部屋」ではこれまで数多くのゲストと対面してきた黒柳ですが、その中でも特に印象に残る人物がゴルバチョフ元大統領だったことは間違いありません。黒柳の深い思慮と温かな人柄が、番組の大きな魅力の一つであることを改めて感じさせるエピソードとなりました。
このように、黒柳徹子が語るゴルバチョフ元大統領とのエピソードは、単なる政治家としての枠を超えて、彼の個性や人間味に触れる貴重な瞬間でした。また、「徹子の部屋」の裏側や黒柳自身のインタビュー方法にもスポットライトが当たり、視聴者に新たな感動を与える放送となりました。