「世界!ニッポン行きたい人応援団」に登場した「究極の鍋」—すき焼きとエビフライの情熱がつなぐ日本の技
2024年12月3日放送の「世界!ニッポン行きたい人応援団」にて、料理に情熱を注ぐ外国人たちが、日本の「究極の鍋」を体験するシーンが描かれました。番組では、フィンランドのヘルシンキ大学に通う男性と、イタリア人のジュセッペさんが、それぞれ日本の食文化に心惹かれ、特にすき焼きやエビフライに欠かせない鍋作りの技を学ぶ姿が紹介されました。
フィンランドの学生が挑戦する「究極のすき焼き」
番組の一つ目の注目ポイントは、フィンランドから来た男性が日本のすき焼きに魅了され、その極めた技術を学ぶ旅です。ヘルシンキ大学に通い、インターネットでレシピを独学で学びながら、日本のすき焼きを自宅で作っていたという彼。特に困ったのは、和牛の高価さからお尻の近くのランプ肉を使うことでしたが、その肉を薄切りにする技術に苦戦していました。
彼は、東京・新橋にある「今朝(いまさ)」という老舗すき焼き店を訪れ、138年の歴史を持つ店主に教えを乞います。ここでは、肉の切り方の技術を学び、手切りの技術に感動した様子。さらに、群馬県で育てられた下仁田ネギの農園を訪問し、ネギの品質にも触れるなど、本物のすき焼きの味を追求する姿が描かれました。
エビフライを愛するイタリア人、究極の鉄鍋を求めて
番組のもう一つの焦点は、イタリア人のジュセッペさんが、日本の「究極の鉄鍋」を求めて山形を訪れるシーンです。エビフライが大好きなジュセッペさんは、カラッと揚がるエビフライを作るための完璧な鍋を探していました。そこで出会ったのが、山形鋳物の鉄鍋。鉄鍋はその厚さが特徴で、蓄熱性が高く、エビフライをサクッと揚げるには最適な道具だと言います。
鉄鍋作りの体験を通じて、その製作過程や手間を学び、ジュセッペさんは「こんなに手間がかかる鍋が作られているとは」と感動。山形の菊地保寿堂が手掛ける鉄鍋は、昭和天皇にも献上されたという伝統ある製品です。その精緻な作りに触れ、ジュセッペさんは日本の職人技に心から感謝の言葉を述べていました。
「究極の鍋」の秘密—IH・ガス・電気コンロに対応
今回の番組では、すき焼きやエビフライを作るための「究極の鍋」が登場し、さまざまなシーンで活躍しました。この「究極の鍋」は、ガス火だけでなく、IH調理器や電気コンロにも対応しており、どんな家庭でも使いやすい仕様です。その厚さと蓄熱性の高さは、料理の仕上がりを大きく左右し、どんな料理にも対応できる万能さを持っています。
日本の伝統と技術を世界に広める
「世界!ニッポン行きたい人応援団」で紹介された「究極の鍋」は、日本の伝統的な食文化とそれを支える職人技がいかに大切かを再認識させてくれるものでした。日本の食材、道具、そして技術は、世界中の料理人や食文化愛好者に影響を与え続けており、その魅力を直接学びに来る外国人たちが増えているのは、まさに日本の誇りです。
次回放送では、さらに深い日本の食文化が紹介されることでしょう。どんな新しい「究極の鍋」が登場するのか、楽しみにしていましょう!