市原市、ゴルフ場で利用できる現地決済型ふるさと納税実証事業を開始
千葉県市原市は、ゴルフ場でプレーに利用できる返礼品が受け取れる「現地決済型ふるさと納税」の実証事業を開始しました。この取り組みは、市が誇るゴルフ場と「ゴルフの街」としてのブランドを活用した新しい形のふるさと納税です。
市原市は、全国でも最も多くのゴルフコースを有する地域で、33のゴルフコースがあります。年間約177万人のゴルフ客が訪れ、市は「ゴルフの街」としてさまざまな施策を進めてきました。今回始まったのは、市内のゴルフ場で利用できる返礼品を受け取れる現地決済型ふるさと納税です。
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現地決済型ふるさと納税の内容
この新しい試みでは、市内のゴルフ場の受付に設置された専用端末に住所などを入力し、クレジットカードや電子マネーで寄付をすると、1万円の寄付に対して3,000円分のクーポンが発行され、そのまま当日のゴルフプレーに利用できます。これにより、ゴルフを楽しみながら市への寄付もできるという、ゴルフファンにとって便利な仕組みが提供されています。
ゴルフ場でのふるさと納税のメリット
市原市内のゴルフ場で行われる現地決済型のふるさと納税は、他の自治体でも取り入れられているものの、市原市では小型機器を使った簡便な手続きが特徴です。市は、これによりさらに多くの人々にふるさと納税を体験してもらうことを目指しています。
市の意図と展望
市原市の小出譲治市長は、この取り組みがゴルフを楽しむ人々にとって「繰り返し市内のゴルフコースを利用してもらう動機づけとなり、またゴルフに興味がなかった人にも来てもらうきっかけになることを期待している」と語っています。
実証事業は2024年3月末まで実施され、その結果を踏まえて、他のゴルフ場での導入も検討される予定です。この新しいふるさと納税の形は、市原市の観光資源であるゴルフ業界の活性化にもつながることが期待されています。
ゴルフ好きな方々にとっては、寄付を通じてゴルフを楽しみながら地域貢献できる新しい方法として、注目の事業と言えるでしょう。