91歳で世界チャンピオンに!稲田弘さんの超人的な挑戦と健康法
91歳にして世界最高齢の現役トライアスロン選手、そしてアイアンマン世界選手権の完走記録を保持する稲田弘さん。彼の名前は、今や「鉄人」の代名詞として知られています。そんな稲田さんの挑戦と、長年続けている健康法には、年齢を重ねた私たちが学ぶべきことがたくさん詰まっています。
70歳から始めたトライアスロン
稲田さんがトライアスロンを始めたのは、定年後の健康維持とメタボ解消がきっかけでした。60歳で水泳を始め、70歳でトライアスロンデビュー。まさか自分がアイアンマンレースの世界チャンピオンになるなんて、当時は想像もしなかったと言います。しかし、70代から始めたトライアスロンは、まさに人生の転機となりました。
目指すは新たな目標、そして世界一
稲田さんは79歳から9年連続でアイアンマン世界選手権に出場。その結果、80歳、83歳、85歳のときに世界チャンピオンとなり、85歳では新しいカテゴリーでの初の世界チャンピオンとして歴史を作りました。特に85歳でのチャンピオンは、彼のギネス世界記録更新とも重なり、その後も挑戦を続けています。
90代に突入した今も、週6日のトレーニングを欠かさず、筋力を維持し、健康を保っています。1週間のトレーニングメニューは、早朝のプールでの泳ぎから始まり、自転車やランニングの練習、週末には本番さながらの練習を行い、天候に関係なく挑戦を続けています。
驚くべき健康法と食事
稲田さんが健康を維持している秘訣の一つは、食事にあります。20年以上続けている自作のスープや栄養価の高い食材を中心にした食事が、彼の身体を支えているのです。毎朝2時間かけて作るスープには、旬の野菜や肉、魚が豊富に含まれ、バランス良く栄養が取れるようになっています。さらに、彼は食材やメニューにこだわり、体力に合った食事を心がけています。今日の番組では朝食の緑黄色野菜のβカロティン、鯖缶の煮汁と豚肉のB1の摂取が良いとの事。亡き妻との励ましあいのオキシトシンで若返りとも
年齢を言い訳にしないよう
「今さらもう遅い」とは一度も思ったことがないという稲田さん。常に新たな目標を掲げ、挑戦を続けています。90代でも「使わない筋肉に刺激を与える」ことを意識して、日常のあらゆる行動に筋肉を活用するよう心がけています。その姿勢こそが、彼の肉体と精神を若々しく保ち続けている理由でしょう。
稲田さんのメッセージ
「年齢なんて関係ない、挑戦することに遅すぎることはない」と語る稲田さんの生き様は、私たちに大きな勇気とインスピレーションを与えてくれます。何歳でも挑戦し続けることの大切さ、そして自分の体と向き合いながら健康を維持する方法を教えてくれる稲田さんの生き方は、まさに未来の自分へのメッセージです。
これからも稲田弘さんの挑戦を見守りながら、私たちも日々を精一杯生き抜く力を学びましょう。