食欲の秋、胃袋を鷲掴みにする飯テロドラマが帰ってきた!『孤独のグルメ』で横浜の名店を巡る
涼しい風が吹き始め、なんだか無性にお腹が空くこの季節。そんなあなたの食欲を猛烈に刺激する、あの伝説の番組が帰ってきます!雑貨輸入商を営む井之頭五郎(松重豊)が、仕事先で見つけたお店にふらりと立ち寄り、ただひたすらに”自分の食べたいもの”を自由に食す至福の時間を描いたグルメドキュメンタリードラマ『孤独のグルメ Season9』。
今回は、9月10日(水)17:45から放送される最終話「神奈川県伊勢佐木長者町のチーズハンバーグと牛ヒレの生姜焼き」に登場するお店を徹底調査!残念ながら、時の流れとともに閉店してしまった名店たちですが、五郎が堪能した絶品グルメの記憶を、番組の見どころと共にご紹介します。これを読めば、放送が待ちきれなくなること間違いなし!
五郎の心を惑わせた、幻の「にんにくおむすび」
【閉店】伊藤米店
ドラマの冒頭、五郎が商談で訪れるのが、風情ある街並みに佇む老舗の米屋「伊藤米店」です。創業1901年(明治34年)という歴史を誇るこの店は、4代にわたって最高の産地から仕入れたこだわりの米を扱ってきました 。
五郎は商談中にもかかわらず、店先で売られている「おむすび」に心を奪われてしまいます。仕事そっちのけで気になっていた念願の「にんにくおむすび」は、残念ながら売り切れ 。この”食べられなかった”という無念さが、視聴者の想像力をかき立てます。
このおむすびは火曜日と木曜日、そして土曜日に限定販売され、特に「にんにくおむすび」は開店10分で完売することもあったという超人気商品でした 。お米本来の味を伝えるために作られた、一粒一粒が立った絶品おむすび。多くのファンに愛されていましたが、残念ながら2024年7月28日をもって閉店となりました 。閉店理由は公表されていませんが、ドラマを通してその伝説の味に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
店舗情報(閉店) | |
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店名 | 伊藤米店 |
所在地 | 神奈川県横浜市南区八幡町36 |
アクセス | 横浜市営地下鉄ブルーライン「阪東橋駅」から徒歩約15分 |
メニュー(当時) | 塩むすび(150円)、旬の野菜むすび(180円)など |
空腹の五郎を救った、町の愛され洋食店
【閉店】トルーヴィル
おむすびを買いそびれ、すっかり空腹になった五郎が吸い込まれるように入ったのが、洋食店「トルーヴィル」です。ご夫婦で営まれていたこのお店は、地元で長年愛されてきた名店 。「食べログ 洋食 EAST 百名店」にも選出されるほどの実力店でした 。
五郎が注文したのは、見るからに食欲をそそる「チーズハンバーグ」と、ガツンとくる味わいがたまらない「牛ヒレの生姜焼き」。熱々の鉄板でとろけるチーズと肉汁溢れるハンバーグ、そして柔らかい牛ヒレ肉と生姜焼きのタレが絡み合う様は、まさに”飯テロ”そのもの。五郎の胃袋をがっちりと掴みました。
こちらも残念ながら現在は閉店しており、その扉は固く閉ざされています 。閉店の時期や理由は不明ですが、ドラマの中では、開店前から行列ができるほどの活気と、食欲をそそる料理の数々が生き生きと描かれています 。予約は受け付けておらず、多くの人がその味を求めて足を運んだ人気店の味を、ぜひ映像で追体験してください。
店舗情報(閉店) | |
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店名 | トルーヴィル |
所在地 | 神奈川県横浜市南区真金町2-21 |
アクセス | 横浜市営地下鉄「伊勢佐木長者町駅」から徒歩約5分 |
メニュー(当時) | ハンバーグチーズのせ(900円)、牛ヒレしょうが焼き(2200円)、ナポリタン(700円)など |
予約 | 不可 |
キャスト陣が彩る、孤独じゃないグルメの時間
主演の松重豊が演じる井之頭五郎の、心の声と共に黙々と食事を楽しむ姿はこのドラマの醍醐味。今回は、商談相手の米屋の主人・伊藤良介役で、お笑いコンビ「ずん」の飯尾和樹が登場。人の良いキャラクターで五郎を翻弄します。さらに、その妻・寛子役の大浦理美恵や、洋食店のお母さん役の市毛良枝など、個性豊かなキャストが物語に温かい彩りを加えます。
今回ご紹介したお店はどちらも閉店してしまいましたが、『孤独のグルメ』は、ただお店を紹介するだけの番組ではありません。その街の空気、お店の雰囲気、そして何より料理を前にした五郎の幸福感を追体験できるのが最大の魅力です。
過去作はTVerやUNEXTでも配信中。この機会に、あなたも五郎と一緒に、至福の”おひとりさま”グルメ時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。今夜、あなたの胃袋は間違いなく刺激されます!