麻布十番の老舗蕎麦店『総本家 更科堀井 本店』で味わう伝統の更科そば
朝メシまでで紹介されたのは、 白そば東京・麻布十番の街並みに佇む『総本家 更科堀井 本店』。200年以上の歴史を誇る老舗の蕎麦店です。この店が創業したのは、江戸時代の寛政元年(1789年)。長い年月を経て今も変わらぬ味を守り続けるその魅力に、多くの人々が惹かれています。
さらしなの美しさと風味
『総本家 更科堀井』の特徴は、何と言ってもその白く美しい「更科そば」。そばの実の中心部から採れる真っ白なそば粉を使用し、独自の製法で打たれたこのそばは、透き通るような白さと、上品でやさしい風味が特徴です。江戸時代には、江戸城や大名屋敷にも供されていたという歴史を持つこの更科そばは、今も多くの蕎麦好きに愛されています。
更科堀井の創業当初、出前で蕎麦を届ける際に、時間が経つとそばがくっついて食べにくくなるという問題がありました。そこで、当時の店主は蕎麦の実の花部分を使うことに工夫し、タンパク質が少なく、時間が経ってもくっつきにくい白い蕎麦を誕生させました。これが「更科そば」の始まりと言われています。
人気メニュー:更科そばの魅力
この真っ白で美しい更科そばは、つるりとした喉越しと上品な甘みが特徴。初めて訪れる方には、ぜひこの「さらしな」を試していただきたい一品です。その風味の良さから、多くの人々に長年親しまれています。
また、サクサクの「かき揚げもり」も人気のメニューです。小海老と三つ葉のかき揚げが添えられたこの一品は、香ばしく揚げたてのかき揚げと、さらしな蕎麦の絶妙な組み合わせが楽しめます。蕎麦の風味を引き立てる、贅沢な一皿です。
季節ごとの変わりそば
『総本家 更科堀井』では、季節ごとに変わる「季節の変わりそば」も楽しめます。旬の素材を練り込んだ色鮮やかな蕎麦は、目にも楽しく、味わい深い一品。季節感を感じながら、新しい蕎麦の楽しみ方を提供してくれます。
歴史とともに楽しむ一杯
『総本家 更科堀井 本店』では、ただの食事を超えて、江戸時代から続く蕎麦文化を感じることができます。大晦日や特別な日にも行列ができる人気店は、その伝統の味を今に伝え続けています。麻布十番の歴史的な街並みに佇むこの老舗で、心を満たす一杯を味わってみてはいかがでしょうか。
店舗情報
- 店名: 総本家 更科堀井 本店
- 住所: 東京都港区元麻布3-11-4
- 最寄り駅: 麻布十番駅
麻布十番に訪れる際は、ぜひ『総本家 更科堀井 本店』の更科そばを堪能し、江戸時代の伝統と風味を感じてみてください。