食彩の王国:冬野菜の王様、長ネギの魅力
放送概要
1月31日(金)10:53 - 11:42にABCテレビで放送される『食彩の王国』では、冬の食卓に欠かせない食材、長ネギに焦点を当てます。薬師丸ひろ子の心地よい語りと共に、何気なく目にする食材の背後に隠された物語を紡ぎ、私たちとの深い関わりを探ります。
冬野菜の王様、長ネギ
寒い季節にぴったりの長ネギは、鍋料理やアヒージョなど、さまざまな料理に欠かせない存在です。特に、焼くことでトロトロの甘みが引き出され、食欲をそそります。東京・銀座のネギのスペシャリスト、今帰仁実(なきじんみのる)シェフは、フランスの著名レストランでの経験を活かし、独創的な料理を提供しています。彼が手掛ける料理には、西洋ネギとバターでソテーしたサワラや、日本の長ネギの香ばしさを活かした一品が登場します。
甘くてジューシーな難波ネギ
番組では、長ネギの中でも特に注目される「難波ネギ」にもスポットを当てます。大阪の直売所に並ぶ難波ネギは、青い葉が長く、関西特有の青ネギです。古くから大阪で栽培されてきたこのネギは、粉もん文化にも大きな影響を与えてきました。刻んだ難波ネギをたっぷり使った「ネギ焼き」や、昆布の効いた出汁にそばを合わせた「鴨南蛮」など、地元の名物料理が紹介されます。
難波ネギの復活秘話
かつて大阪の繁華街・難波周辺には多くのネギ畑がありましたが、20年ほど前には市場から姿を消してしまいました。そんな難波ネギを復活させたのが、江戸時代から続く農家の稲田元正さんです。彼は、故郷の味を絶やさないために、土作りや栽培方法に工夫を凝らし、甘みの強い難波ネギを育てることに成功しました。稲田さんの努力により、難波ネギは「なにわの伝統野菜」として認定され、地域の農家にもそのノウハウが広がっています。
難波ネギ×銀座フレンチ
稲田さんの目標は、より多くの人に難波ネギの魅力を知ってもらうことです。彼が送った難波ネギは、銀座フレンチの今帰仁シェフによって新作料理に変身します。白い部分は鳥のブイヨンでじっくり蒸し焼きにし、青い葉は香りを引き立てるためにオーブンで調理。カキと黒トリフュを添えた料理は、トリフュの香りとネギの甘みが相乗効果を生み出します。また、青い葉を湯掻いて旨味を引き出し、キャビアをあしらった一品も登場します。
この放送を通じて、長ネギの魅力やその背後にある物語を深く知ることができる貴重な機会です。ぜひご覧ください。
難波ネギ どこで売ってる?
ふるさと納税で入手可能です。